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クレジットカード現金化 詐欺師

詐欺師と呼ばれる人たちは、それを知らない人から見ると、総じて「いい人」「信頼できる」「優しい」と評価されるらしい。

確かに、信じてもらえなければ騙しようがないのだから、信頼を寄せてもらうために、さまざまな努力をするのだろう。
言葉遣い、身なり、物腰、持ち物にいたるまで、常識的でかつ品がなければならないらしい。
そこまで努力するなら、他の職業でも立派にやっていけそうな気もするのだが。(詐欺師は職業とは呼べないか・・・)

逆の見方をすれば、およそ、人柄がよく自分のために尽くしてくれて見返りを求めない話には、裏があってしかるべき、と考えた方がいい、ということになる。
「人を見たら泥棒と思え」の論理だ。

以上は、生身の人間関係の間で起きる詐欺の構図だが、人間関係が希薄になった現代社会では、巧妙な手口が台頭してきている。

すっかりメジャーになった「オレオレ詐欺」などは、その代表だ。電話一本でそこまで信用するか?と、つっこみたくなるのだが、被害は後を絶たない。これは、子を思う親心・・・「情」を利用した手法だろう。

会話すらおこなわずにだまされてしまうものに、インターネットネットを利用したフィッシング詐欺や、クレジットカードの情報を盗み出すスキミングなど、本人が気づく前においしいところいただいてしまう、という類もある。

ところで「クレジットカードの現金化」という言葉をご存じだろうか?

クレジットカードのショッピング枠があれば、それに見合う現金を振り込みますよ。と、ざっくり言えばそんなところか。形だけの商品が用意されていて、代金という体裁を整えている場合もある。これは借金ではないよ、と。

実際に現金化業者のサイトをのぞいて見ると、一見まっとうな会社に見える。

「当社はサラ金業者ではありません」
「ショッピング枠を利用するのでキャッシングではなく安心」

など、安心感を与えようと、優しくつい引き込まれてししまう言葉が並んでいる。ページの体裁もきれいで、ブラックな印象はまったく感じられない。

見事なものである。

これは詐欺かというと、ちょっと微妙な向きもある。

お金を受け取った人が、クレジット契約を違反してしまっているのだ。クレジットカード会社は、もちろん現金化業者に対しても対抗策を講じているが、契約違反をした消費者もほおってはおかない。

カードの利用停止はもちろん停止。受け取った現金は容赦なく回収。
「自分は被害者なんです、だから勘弁して。」というのが通用しない。
違法金利のサラ金から借りて、返さなくていいと弁護士から墨付きをもらうような道は、ここにはないのだ。

そして、カードの現金化で急場をしのいだ人が存在するのも現実だ。えらい目にあったという人から、結構助かったよ、という人までいるとしたら、藁をもつかむ思いの人は、さぞ悩むことだろう。

結局、行き着く結論は「ハイリスクノーリターン」だということだろう。

うまい話には裏がある、というのは昔から言われていることだが、この手のビジネス(?)は、一向になくなる気配がない。

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